無線通信を使用した監視カメラシステム
最近、監視カメラを無線通信で運用したい、といったご要望が増えております。
監視カメラを無線通信で運用することでどのようなメリットが考えられるでしょうか。
まず最初に考えられるのは、工事費の削減です。
見通しがよく、離れた場所にネットワークカメラを取り付ける場合、有線のカメラであれば、LANケーブル、もしくは距離によって光ケーブルを使ってカメラまでネットワークを通します。 その際、ケーブルを保護するため、地中に埋める、金属管等で保護する、といった作業が必要となりその部分が一番費用面での負担となります。
WiFiで無線通信をした場合は、2対のWiFi機器を設置するだけなので大幅な工事費の削減に繋がります。 屋外設置に対応し、かつ指向性を持った長距離通信可能なWiFi機器を使えば、条件次第では有線と同程度の安定性、回線速度を確保することができます。
弊社でも、長距離WiFiシステムを取り扱っておりますので、詳しくは以下のページをご参照下さい。
「工事中」
ですが、WiFiの通信にも弱点があり、壁や床などの障害物に弱く、1枚でも挟むと電波強度は急激に弱まります。 多少の障害物では、電波が障害物を回り込んで通信が取れるのですが、大きなものになると回り込めない可能性があります。
もう一つの無線通信手段はLTE回線を使った通信です。
こちらは携帯電話と同じ回線を使用している為、電波の入るところであればどこでも設置が出来る
という面がメリットです。
弊社ではLTE写楽庫というモデルがあり、こちらのLTE回線を使用した製品になっております。
こちらの製品ではArmadilloというLTEルーターを使用しており、通信SIMとセットにしたすぐに運用して頂けるモデルも開発中です。
LTE回線の不利な点としましては、通信の安定性が挙げられます。
周囲の利用状況で電波強度のブレが生じることがあります。
回線の通信性能は有線>WiFi>LTEの順番で安定性が上がります。
このように各通信手段にはメリット、デメリットがあり一概にはどれが一番優れているとは
決められません。
状況によって、最適なものを選定する必要があります。
まとめ
有線のメリットデメリット
・通信の信頼性が高い
・現場の状況によっては工事費が高くなりがち
WiFiのメリットデメリット
・有線では対応できない場所にも電波を届けられる
・周りに多数のWiFi機器が混在していると、回線が遅くなる可能性がある
LTEのメリットデメリット
・電波が来ているところならどこにでも設置できる
・通信速度にムラがある
弊社ではお客様のご要望を基に、最適な機種、通信手段をご提案させて頂きますのでお気軽に
ご相談下さい。
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