NASレコーダーによる監視カメラシステム
クラウドサーバー費用を節約しつつクラウド運用のメリットを実現
大規模案件にも対応可能なNASレコーダーによる監視カメラシステム
NASはネットワーク上で稼働出来るハードディスクとなりますが、これにVMS(映像管理ソフト)をインストール・設定することで、監視カメラのレコーダーや管理用機器として稼働することができます。
さらにネットワーク機器ですので、インターネットに接続することで外部からのアクセスも可能となり、クラウドサーバーのアクセスのしやすさという特徴も持つハイブリットシステムです。
基本的には、ローカルで完結する監視カメラシステムですので、NASのグレード等により、数十台の監視カメラシステムの構築も可能です。クラウドサーバーで数十台の運用をする場合はやはり、サーバー使用料のコストがネックになってきますが、NASレコーダーシステムではカメラ台数が多くてもこのサーバー費用がかからないというメリットがあります。
データの保全性や可用性は、クラウドサーバーには劣りますが、ハードディスクをRAID構成というものにすることで冗長化は図れますので、ハードディスクが1台故障しても交換するだけで録画データを再構築することが可能です。
また、幅広いメーカーのカメラに対応出来たり、違うメーカーのカメラを混在させたりすることが出来るため、用途や要望に応じた柔軟なシステム設計が可能です。
そして大容量のハードディスクを用意しても、クラウドサーバーのような従量料金とはなりませんので、最初に大容量ハードディスクを導入するだけで長期間の録画も低コストで可能となります。
またNASがインターネットに接続した状態であれば、スマートフォンに無料アプリをインストールすることで、スマートフォンでどこからでもカメラのライブ映像や録画映像を閲覧することも可能となります。
クラウド運用とオンプレミス運用の利点を活かしたNASレコーダー監視カメラシステムは従来のレコーダーと比較しても多数のカメラのシステムでも安価で構築することが可能ですので、監視カメラの導入を検討していて、特にカメラ台数が多くなる場合にメリットの大きいシステム候補となります。