クラウド運用型コールセンターシステム
スマート情報センターシステムの特徴

短納期・低コスト
基本構成をパッケージ化することで導入までの時間とコストを大幅に削減
安定稼働
全てのシステムをクラウドサービスで提供することで高い安定性を確保
柔軟なカスタマイズ
システム仕様をすばやく容易に変更可能で、業務にあわせた機能のカスタマイズも対応
分散・リモート対応
コールセンターは分散・リモートデスクでの運用も可能
対応可能なシステム例
公共施設向け
- クリーンセンターシステム
- 図書館管理システム
- 学校施設予約管理システム
- 公民館・スポーツセンター予約システム
医療・福祉向け
- 歯科病院・クリニックアポシステム
- 訪問介護・福祉施設管理システム
ビジネス向け
- レンタカーアポシステム
- 公共施設イベント予約システム
クラウドコールセンターシステムの詳細機能

オペレーター管理
オペレーターアカウントの管理と待機時間の長いオペレーターから自動的に架電接続
自動応答システム
自動応答音声による各種案内と業務時間に応じた自動音声対応
コール分配
顧客の番号選択に応じた電話応答フローの分岐と待ち時間が長い順に対応可能なオペレーターへ接続
柔軟な設定
最大電話待ち人数の制限や条件に応じたさまざまな電話応答フローの分岐が可能
業務フロー
1. 顧客からの着信
- 顧客がコールセンターの電話番号へ発信します。
- システムは 接続電話管理機能(Connection Number Control) により、同時通話数や通話接続待ち数などを管理します。
- すべてのオペレーターが通話中や離席中などで対応不可の場合、システムは 着信管理機能 により接続順番待ちキューへ転送します。
2. AWS Amazon Connect への通話の振り分け/管理
- 着信は Amazon Connect(AWS提供のクラウド型コンタクトセンターサービス)を経由して予め設定された着信後の自動音声対応などの各種フローへ振り分けられます。
- Amazon Connectは、インテリジェントな通話振り分けとリアルタイムの着信や通話状況などのステータス管理を行います。
3. 自動音声ガイダンスの実装
- 通話が待機キューに入った場合、事前に録音された音声ガイダンスを再生し、現在の状況を顧客に案内します(例:「現在、すべてのオペレーターが通話中です。順番にお繋ぎいたします。」)。
- 音声ガイダンス用の音声ファイルは Amazon S3 に保存され、Amazon Connectに設定されたフローに基づいて呼び出され再生されます。
- AWS Lambda が呼び出され、以下のような動的なコールフロー制御を実行します:
- 祝日や営業時間、オペレーター状況などに応じた適切な音声ガイダンスの再生。
- 通話の再振り分けや条件に応じた分岐。
- 選択肢の選択内容に応じたフロー分岐
- タイムアウト発生時の処理やエラーハンドリング。
4. オペレーターによる通話対応
- オペレーターの待機状態が解消され次第、通話が接続されます。また、接続は待機時間が長いオペレーターから順番に接続されていきます。通話内容は録音することもできます。
- オペレーターは、PC上のWebブラウザから Amazon ConnectのWebインターフェース にアクセスして通話を行います。
- 通話対応は、インターネットのクラウド接続環境下で行われます。
5. 顧客情報の入力およびクラウドデータベース連携
- 通話中または通話終了後、オペレーターは専用Webアプリのフォームを使用して顧客情報を入力します。
- 入力されたデータは、以下のようなクラウドデータベースへ送信されます:
- Amazon DynamoDB / Amazon RDS(AWS)
- Google Cloud Firestore / Cloud SQL
- Kintone やその他のCRM/データプラットフォーム。
システム設計における改善ポイント
- 高可用性設計
- Amazon Connectの冗長構成・フェイルオーバー機能を活用し、障害時でも安定した運用を確保します。
- スケーラブルなキューシステム
- 通話の待機処理はAmazon Connectの自動キュー機能を活用し、待ち時間や優先度設定、オペレーターのスキルや対応範囲に応じた通話振り分けも実装可能です。
- 集中ログ管理
- CloudWatch Logs や S3 に、通話メタデータ、Lambdaの実行履歴、エラーログを保存し、トラブルシューティングや監査などのコールセンター管理業務を容易にします。
- CRM・チケットシステムとの連携
- Amazon ConnectからLambdaを活用してデータベースへ自動登録することで、オペレーターの手動入力作業を削減します。
- Webアプリの自動顧客情報表示
- 着信電話番号をキーとして、顧客情報を事前に検索し、オペレーターのWebアプリ画面へ自動表示。入力作業の効率化と応対品質向上を実現します。
導入事例: クリーンセンター予約システム
自治体1(市)の事例
オペレーター3名(繁忙期は5名)で運用。ノートPCとヘッドセットで予約登録を行い、土曜日のみ予約が必要というルールで運用。個人情報は最小限(苗字のカタカナ、電話番号下四桁、町名まで)で管理
自治体2(市)の事例
オペレーター6名で年間18万件の予約を処理。個人情報を取得するため閉域網VPNで接続。ごみの計量システムとデータ連携し、市民の住居地図データと連動。過去予約者の履歴や住居地図が表示される機能を実装。
自治体3(市)の事例
市民が粗大ごみの回収予約を電話で行うためのシステムです。個人情報を取り扱うためインターネットには接続しないローカル環境で稼働しています。市民の自宅情報や改修日時、回収品目の情報などの登録と地図データとの連携など、市の粗大ごみ回収サービスをサポートするシステムです。
MAPサービスとシステム構成
地図サービスは訪問介護サービスでの訪問先確認、ゴミ収集ルート作成、レンタカー車両位置追跡など様々な用途に活用できます。システム構成は業務に合わせて最適な組み合わせを選択可能です。
お客様導入実績


