所有物件の価値向上ための監視カメラ
アパートやマンション物件のオーナー様にとっては、所有物件の価値を維持することと入居率を上げることを当たり前ですが重視されているでしょう。その施策は広範囲に渡りますが、当社ではその施策のひとつとして監視カメラの設置をお手伝いさせていただいております。
セキュリティ向上のために
最近のセキュリティ意識の高まりにより、入居する際の判断基準として、住居の安全性が重要視されています。監視カメラを設置することでその近辺での犯罪抑止効果が期待でき、何かあった場合でも迅速な解決に寄与することができます。
また共有ゴミ出し場への外部からの不法投棄や建物へのいたずら、毀損行為などを防止する面からも監視カメラの設置は必須といってもよいでしょう。
低コストでパフォーマンスの高い監視カメラ
マンションでは監視カメラが設定されていないケースはほとんどないと思いますので主にアパートなど比較的小規模でまだ監視カメラを設置していないオーナー様へ低コストでパフォーマンスの高い監視カメラシステムをご案内します。
賃貸アパートオーナー様からのご相談内容
14戸の賃貸アパートのオーナー様から、次のようなご相談がありました。
- 共有ゴミ置き場に外部からゴミが持ち込まれているようなので、犯人を特定したい。
- 建物にタマゴなどをぶつけれらるなどのいたずらがたまにあり、それらを防止したい。
- 女性の入居者もいるし、今後入居する方のためにも安全に住める建物にし、入居見込者にもアピールしたい。
オーナー様は、監視カメラに詳しくないため、他にもいくつかの業者に声をかけて調査しつつ検討していたようです。なお、オーナー様は、当物件の1戸に管理人として居住しており、そこにシステムを導入ということで検討しておりました。
クラウド監視カメラシステムのご提案
当社ではクラウド監視カメラシステムを推奨しているため、現場にレコーダー不要のクラウド運用型カメラを、ご提案させていただきました。
クラウド運用のメリットについては、十分ご理解いただいたようで、部屋の中にレコーダーを置かなくてよい、どこからでもカメラ映像にアクセス出来る、録画データが安全に保管できてモーション検知録画のため、何かあった場合に該当映像を見つけ出すのも簡単などメリットを見出していただきました。
コストに合わせてシステムを見直し
しかし、他の業者からの提案が、アナログカメラとレコーダーという従来のシステムであり、導入価格で当社提示額の7割ほどという状況となりました。機能的な部分では当社システムに魅力を感じているが、同じレベル位の価格帯にならないかとのご相談をいただきました。
監視カメラのリプレースで既存の同軸ケーブルを活かすためにアナログカメラを採用するケースはありますが(LANケーブルの新敷設には思った以上のコストがかかる場合があります)、新規導入でアナログカメラシステムという選択は正直メリットがありません。とはいえ、このままの価格では決断していただくのも難しいと考え、次のようなご提案をさせていただきました。
ローカルシステムでも、クラウド運用のメリットを備えたご提案
まず、クラウド監視カメラではこれ以上の値引きは困難なため、ローカルシステムでのご提案に切り替えることにしました。とはいえ、クラウド監視カメラの利点がなくなってしまっては意味がありません。ローカルシステムでありながらクラウド運用のメリットを備えた構成が以下となります。
レコーダーは小型NASで
レコーダーはQNAP社のNAS(NAS:ネットワークに直接つないで利用する記録装置のこと。一般に、LAN端子を装備したHDDのことで、ネットワークの利用に特化した機能を備えるのが特徴)の廉価モデルを選定しました。
まず、小型であることとオーナーはすでにQNAPの上位機種を所有していたため馴染みがあると考えました。QNAPのNASには、Surveyllance Stationという監視カメラ運用ソフトが無料で標準で使用できます。ルーターの設定変更なども必要なく、外部からのアクセスも容易です。
このNASにはカメラ2台分の無料カメラライセンスが付属しているため、VMS(カメラ管理ソフト)にかかる料金が必要なくなり、価格を抑えることができました。QNAPのNASシリーズは監視カメラのレコーダーがわりに多く使用されている実績のある製品であり、安心しておすすめできます。
カメラは最安ではなく安心できる品質で出来るだけ安く
実は監視カメラは最安で数千円というレベルのものがありますが、主に個人向けであり、品質は?というところが難点です。そのような安価なカメラの全てが悪い訳ではないと思いますが、名の知られているメーカーのモデルと違い、実績が少なく、情報も少ないため運だのみといった感じになってしまいます。
お客様に提供する製品としてはそのようなものは選択できないため、結果的にはHIKVISION社の低価格モデルを採用しました。このモデルは屋外でも使用可能なバレット型カメラであり、名の知られたメーカーのモデルとしては最安の価格帯となります。
上記の構成で再提案を行い、価格的にはアナログシステムより若干高くはなりましたが、メリットの方が大きいということで導入となりました。
ヒアリングの上、ニーズ・ご予算に応じてご提案
オーナー様のニーズやご予算に応じて、ヒアリングの上、的確なご提案をさせていただきますが、上記のようなシステム構成はおすすめです。犯罪抑止と何かトラブル等があった場合の確認・証拠としての利用となりますが、カメラやVMSに特殊な機能も必要ないため、システムスペックとしては十分でしょう。
ただし、複数の物件を所有しているオーナー様が全部の物件の監視カメラ映像を統括管理したい場合には、このようなシステム構成では十分ではありません。
ご不明な点があってもご相談ください
いたずらや不法投棄などに困っている、入居者の満足度を高めたい、入居見込者に安全をPRしたいといったようなオーナー様はまずはご連絡ください。
ご連絡いただく際には以下のような事項について予めご検討していただけると話がスムーズになりますがもちろん全部正確に回答がなくても構いません。それを打ち合わせの中で決定していくのがシステム構成といえます。
1. カメラの設置目的
防犯がメインなのかそれとも特定のトラブルの解消が目的なのか
2. 設置目的に応じた必要カメラ台数と設置場所
設置目的を達成するために何台のカメラをどの位置に設置するか
3. 録画期間と画質
画質と録画期間は相関関係があり、同じ録画容量では画質を上げれば録画期間は短くなり、逆もまたしかりです。
4. 運用方法
録画ができていればライブは不要、常時録画orモーション検知録画など
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