事情によりクラウド利用できない方へ

PIC_0276

会社の意向でクラウド運用ができない方などは従来のローカル運用のソリューションをご提供しています。

ローカルで運用する場合には、一般的にはNVR(ネットワークビデオレコーダー)という監視カメラ用レコーダーが使用されます。

低コストで導入可能なNASサーバーを推奨

しかし監視カメラ専用レコーダーは高価なため、より低コストで導入可能なNASサーバーを推奨しています。

監視カメラの管理・映像保管用にNASを活用するケースは最近増えており、わざわざ高価なNVRを用意する必要性がなくなってきていますので、今後、新規に監視カメラを導入する場合やアナログカメラからの切り替え、またはNVRのリプレースを予定している場合には、ぜひNASの導入を検討してみてください。

ローカルNASサーバー【QNAP社TurboNAS】

QNAP社のNASサーバー各モデルは、単なるNASとしてのデータ置き場の役割だけでなく、豊富なアプリケーションによる追加機能が特徴で、監視カメラ運用のための「Surveillance Station」を使用することでNVRの役割を担うことが可能です。

「Surveillance Station」は監視カメラの運用管理のために独自にQNAP社のTurboNASシリーズのために開発された監視カメラ管理ソフトです。

このソフトにより、監視カメラのスケジュール収録や収録録画の検索・閲覧などNVRと同等の機能を実装できます。

「Surveillance Station」は、非常に多くのメーカーの監視カメラに対応可能であるのも特徴のひとつです。

カメラの運用台数は1台~128台まで対応可能です。運用形態に応じて適切なモデルとNASの台数を決定し、複数のNASを連携させて一元管理することも可能です。

従来のNVRと比較すると低コストでローカルでの監視カメラ運用環境を構築できます。

またQNAP社のTurboNASシリーズはクラウドと連携するためのアプリケーションも充実しているため、メインはQNAP、バックアップでクラウドを活用するといったような運用も可能です。

QNAP社のTurboNASシリーズは、IOデータなどの大手IT機器メーカーにOEM供給もしており、これは品質・性能を認められえた証ともいえます。

監視カメラ用NASとしてだけでなくさまざまな用途で信頼性と機能についても高く評価されているTurboNASシリーズは日本でも急速にシェアを伸ばしているおすすめの製品です。

監視カメラ管理ソフト「Surveillance Station」

Surveillance Stationはネットワークカメラによる本格的な監視システムを実現するビデオ管理システムです。 標準アプリケーションの1つとしてTurbo NASに実装されています。

Surveillance Stationはメニューで有効化するだけで、Turbo NASで従来のNVRシステムの機能を実現することができます。

リアルタイム監視、録画、再生、アラーム通知、インテリジェントビデオ分析(IVA)などにより大切な資産を守るための管理が可能となります。

スマートフォンやタブレットにも対応しているため、外部から手軽に監視映像の確認も可能です。ライセンスはNASのモデルに応じて2台分または4台分のIPカメラライセンスが無償で付属します。

それ以上のカメラを運用する場合には、無期限ライセンスを追加購入することで管理するカメラを増やすことができます。

お得なカメラとのセットモデルもご用意しております。

 

監視カメラの設置工事・設定

PIC_0275

Turbo NASは単体でご購入いただき、お客様自身でセッティングしていただくことも可能ですが、弊社では監視カメラの導入に関連するセッティング作業等を代行して承ることも可能です。

料金は以下のとおりとなっておりますのでご自身でのセッティングに不安な方はご相談ください。価格は概算となりますので条件により上下することがあります。

監視カメラの設置工事
設置環境により工事費は大分異なりますが、目安としてはカメラ1台あたり設置部材等含め¥40,000前後が概算となります。
監視カメラの出張設定基本料
¥30,000(東京・神奈川・千葉・埼玉以外は交通諸経費別途)
監視カメラの設定費(別途出張設定基本料が必要)
カメラ1台につき¥5,000
導入時オペレーション研修
¥30,000(出張設定をご依頼いただいたお客様を対象とした研修です)

上記の他、バックアップ設定、特殊な配信(不特定多数を対象にライブ配信など)など関連する設定作業についても対応可能ですのでお気軽にご相談ください。

導入から運用までの流れ

DSC_3885

1. 監視対象・目的の確認

何を何のためにどんな場所で監視するのかが明確になれば、選択するべきカメラ、取り付け位置、録画方法、録画映像の保存期間などが決まってきます。監視対象・目的、そして設置場所やネットワーク環境などをヒアリングさせていただき、それに応じた見積書を提示します。

2. 発注

ご発注いただいた後は、部材の手配等を行います。設置や設定をお客様ご自身で行う場合には、製品の到着を持ちまして弊社の役割は完了となります。製品の初期不良等については対応させていただきますが、設定などの技術的サポートについては特に対応しておりません。設置・設定等の代行もご依頼いただいたお客様につきましては、現地の設置工事、カメラ設定などの日時をスケジューリングします。設置工事とカメラ設定は案件により異なりますが、複数日に分けて作業する場合もあります。

3. 導入

設置工事、カメラ設定作業が完了すると監視カメラの運用を開始することができますが、管理ソフトのオペレーションなどについては、導入研修サービスを用意しております。管理ソフトの操作等は特に難しいものではありませんが、全く分からず不安という場合にはこのような研修の受講を検討してください。

4. 運用開始

運用開始後に不明な点やトラブルが発生した場合には、締結していただいているサポート契約の仕様に応じて解決のお手伝いをさせていただきます。

5. メンテナンス

運用していく中でのトラブル要因として可能性が高いのは、HDDです。HDDは消耗品のため、使用期間が長くなるにつれて故障のリスクが高くなります。重要なデータは別途バックアップをとっておいたり、定期的に予防交換を行うのがおすすめです。

既存NVRからの乗り換え

すでにNVR(ネットビデオレコーダー)で監視カメラの運用をしていて、NVR機能をTurbo NASへの切り替えをご検討しているお客様には、特別価格にて対応させていただきます。

現在お使いのNVRのメーカー・型番と監視カメラの型番とそれぞれの台数をお知らせいただければ、現在お使いの監視カメラがそのまま流用できるかを確認した上で適切なTurbo NASを特価にてお見積いたします。

収録映像のバックアップ

重要なデータについてはバックアップする必要がありますが、RAID(ミラーリング)による本体そのもので行う場合ともう一台Turbo NASを追加してバックアップする場合とクラウドストレージ領域にバックアップする場合の3つの代表的な選択肢があります。

本体内でのミラーリングRAIDでの冗長性の確保は何もしないよりもましですが、ハードウェアとしては単一となるので若干の不安は残ります。

追加分のTurbo NASにバックアップするのはよく行う手段ですが、ハードウェアである以上は故障のリスクを伴います。さらにデータの保全性を高めるためには、クラウドストレージ領域にバックアップすることをお勧めしています。

Turbo NASは簡単にクラウドストレージと連携してバックアップする仕組みが標準装備されていますので、それらを活用してバックアップしておけばデータを失う心配はまずありません。

一般的にバックアップはコストをかけるほど安全性は高められますが、データ自体にどの程度の重要性を見出すかとリスクに対する考え方でとるべき手段は変わってきます。ご相談いただければ適切なご提案をさせていただきます。

ネットワークカメラの設定講習

自分で導入時の設定を行い、運用管理も外部の手を借りずにやっていきたいという方のためにネットワークカメラの設定講習をご用意しております。

監視カメラの設定について、よく分からない、不安があるという方、自分で設定しようとしたが挫折してしまった方などを対象に出張講習を行います。

Turbo NASとAXISのネットワークカメラを使用してネットワーク設定等を行って運用可能な状態にするまでの講習内容となります。

導入時だけでなく、運用していく中でのトラブル時などもご自身で対応したいという場合にはネットワークカメラの仕組みを理解しておくことが重要です。

講習の対象者は基本的なパソコン操作については問題がない方を想定しております。

運用におけるオペレーション操作ではなく、Turbo NAS、Surveillance Station、ネットワークカメラについてのセットアップ講習となります。この講習を受講することでネットワークカメラについての基本的な仕組みについて理解できますので、その他の管理ソフトやネットワークカメラの設定についても応用できるでしょう。

ネットワークカメラ設定講習費用(5時間程度)
¥50,000(東京・神奈川・千葉・埼玉以外は別途交通諸経費必要)