来場/来店者数を自動カウント【写楽庫カウンター】

来場者と退場者の同時通過や複数人同時の入退場もカウント出来ます。

ネットワークカメラに人数カウンターソフトである【True View People Counter】をインストール、設定して提供いたします。
取付位置は出入口の天井となります。ライブ映像でリアルタイムに入場者数と来場者数をモニターすることができ、来場者数、退場者数のレポートは、CSVファイルなどでダウンロードすることもできます。

【True View People Counter】は、ネットワークカメラに直接インストールして人数カウンター機能を付加できるネットワークカメラ用アプリケーションです。通常人数カウントは赤外線などを利用したものもありますが、同時通過のカウントが出来ないなど精度の問題があります。また、自動ドアのパッシブセンサーを使用した検知機は連続カウントが出来ずさらに精度が落ちてしまいます。その点カメラを活用した人数カウンターの精度はそれらに較べて高いと表かされており、信頼性の高いカウンターをお探しならカメラタイプのカウンターがおすすめです。ただしカウンター精度は、設置場所環境や人の動線により割と上下しますのでご注意ください。常に100%の精度を求めるのであれば現行そのような製品はないはずです。カメラによるカウンターの精度は良くて3%の誤差、状況が悪い場合は20%程度の誤差が生じることがあります。

そのため、厳密な人数カウントの場合は、ゲートなどが選択肢となります。ただ店舗でゲートの設置などは普通有り得ませんので、入退場者にストレスや負担を与えることなく計測が出来る当システムは来店者数などの大まかな数値傾向を把握するのに最適なシステムです。

こんな用途におすすめです

店舗等での来店者数の計測やイベント会場などでの来場者数の計測、通路での通過人数の計測、特定の場所での通行人数の計測などにご利用いただけます。計測数値は若干の誤差が出ますので、おおよその入退出者の人数を把握するのに適しています。

通常時と特売時の来店者数の増減やあるキャンペーンを行った際のキャンペーン期間中の来場者数の把握など販促活動の効果測定や来店者のうち実際に購入した顧客の割合の把握など売上データだけでは見えにくい情報の把握が可能です。

なお設置・設定後は、完全に自動で入退場者のカウントが行われますので、特別な操作は必要ありません。カウントを一時的に止めたい場合や集計レポートを見たい場合などには、同じネットワーク内のPCなどからカウンターカメラにアクセスするだけです。

製品の設置について

人数カウンターカメラは設置場所の高さや光源/光量、環境により、誤差に幅が出てきますのでなるべく理想的な環境に取り付けるのがおすすめです。現地調査時に担当が確認させていただきます。

原則としては、設置高さは300~350cm、安定した照度、直線的な人の動線が精度向上のポイントとなります。安定した照度とは、突発的に明るくなったり時間帯によって日光が差し込んだり、カメラのすぐそばに照明がない環境です。直線的な人の動線も割と重要で入場してすぐに左右に向かわなければならない出入口などにはあまり適していません。検知ゾーンを完全に上から下、または下から上へ通過することで確実な計測が可能となります。これらの条件を満たさなくても計測は可能ですが、条件が悪くなるほど計測の精度が下がってきますので注意が必要です。

当システムは、天井から真下に向けてカメラを設置し、そこを通過する人を画像解析して人数カウントする仕組みとなっております。そのため通常の監視カメラ用途を兼ねた使い方は出来ません(人の頭頂部しか映らず顔はほとんど映りません)のでカウンター専用機として導入をご検討ください。もちろん設置位置や方向を変えれば通常の監視カメラとして利用することは出来ますがその場合はカウンター精度は悪くなるためカウンターカメラとしては利用できません。
カウンター範囲等の調整が必要ですので、設置時には担当者が現地状況を判断した上で適切な設定を行わせていただきます。
また、設置する場所には、少なくてもローカルネットワーク環境がなければなりません。ローカルネットワーク経由でPCからカメラにアクセスして計測結果の確認等を行う仕組みとなっています。ネットワーク環境がない場合にはLTEの無線通信網を使用することも可能ですが、その場合は特別な設定やルーター組込み等が必要ですので別途ご相談ください。
peoplecounter2

活用事例

販促効果の測定

販促にかけているコストが効果に見合っているのかは売上で判断も出来ますが、細かく見ると機会を逃している場合もあります。通常時の来店者数に対する購入者数の割合はある程度の期間計測するとだいたいの数値がみえてきます。何らかの販促をコストをかけた場合、そもそも通常時と比較してどのくらい来店者が増えているのか、その場合の購入率はどうなのかなどを検討することで販促の手段や店舗運営の改善点などの課題が見えてくることもあります。

繁忙期や繁忙時間帯の客観的な計測

何らかの業務を行っている施設では、用事があって来場する人が多いタイミングが忙しい時間帯となります。季節や曜日、時間帯などで忙しくなるタイミングを客観的な数値で把握することで人員の確保やスケジュール調整に活かすことが出来ます。

来場者/利用者数の記録

さまざまなイベントなどでは来場者数を記録しますが、申込者数やチケット販売数イコール来場者数ではないためある程度正確な人数を把握するには何らかの人数カウントの仕組みを導入しなければなりません。ある期間の施設の利用者数などは、チケットなどが伴うものであれば計測しやすいのですが、無料の公共機関で出入り自由な施設などは計測は困難となります。果たしてどのくらいの方に利用してもらっているのか感覚的にしか分からないという場合にはどのような施策や改善、予算組みを行うべきかを検討しにくいでしょうし、何かを行ってもその効果測定もままなりません。そのような来場者/利用者の人数を明確にすることで施設や業務の改善につなげやすくなります。

通路などの通行量の把握

施設内の特定の通路の通行人数の計測などにも利用できます。例えば大型商業施設内の通路の通過人数を計測することにより人の流れを調整するための施策の検討材料などに使えます。また特定の通路だけあまり活用されてないなど情報を把握でき、それに対する対処の検討なども可能です。

製品デモについて

東京・神奈川・千葉・埼玉の地域については、実際の製品をお持ちして計測や操作画面などを見ていただくことも可能です。実際、取り付けたい場所にカメラを仮止めして、計測テストを行うことなども可能ですので、導入をご検討される場合は、担当までご相談ください。

製品概要

固定型有線ネットワークカメラ

通常のネットワークカメラの仕様と同様ですので電源とLANケーブルの引き込みが必要です。
PoE給電HUBを利用すればLANケーブルだけで通信/電源供給も可能です。取付位置の天井高は3m以上が推奨です。3m以下の天井の場合は計測誤差が大きくなる可能性が高くなります。時間帯によって日光が検知ゾーンに差し込むような場合は何らかの処置をしてそれを防ぐとカウンター精度を上げることができます。
当システムはAXIS社のネットワークカメラM3044-VにTrue View People Counterをインストール・設定し提供しています。
取り付けてカメラにアクセスすればすぐに使用できますので、お客様側での特別難しい設定作業は必要ありませんが、カウンター精度を向上するためのキャリブレーション機能がありますのでこれは一度行っておくのが推奨です。

導入までの流れ

1. 用途/ニーズのヒアリング

まずはお問合せください。用途や設置場所等を確認させていただき予測される精度がお客様の目的に合致しているかを確認します。

2. システム機器料金のお見積の提出

お見積をお出ししますので機器代金についてまずはご検討ください。

3. 現地調査

システム機器料金が問題なければ、取付工事費の算出と現場条件の確認のため、担当がご訪問いたします。

4. 取付工事費のお見積の提出

現地調査の結果をふまえて取付工事費を算出しお見積を提出します。取付位置や環境により工事費は異なりますが1台の場合調整費も含めて¥80,000~¥120,000程度が目安です。

5. 取付工事

お見積金額が問題なければ、施工日を調整させていただき、当日取付と調整を行い完了となります。なお、1台の場合の施工・調整時間は半日程度です。

ご注意事項

  • 当システムは自動的に高い精度で人数カウンターを行うものですが、特定の精度を保証するものではなく、環境によっては精度が下がる可能性があります。精度を理由とした返品には応じられませんのでカウント情報の使用目的を十分考慮した上で導入をご検討ください。
  • 検知ゾーンには人以外の動くものが存在しない環境であることをご確認ください。例えば自動ドアではなく手で押して開閉するドアなどの場合、人の出入り時にドアが検知ゾーン入ってしまう場合などは精度が落ちます。
  • 計測時間帯は十分な光量があることをご確認ください。極端に光量が少ない場合は精度が落ちます。

人数カウントシステムについて

人数カウントのシステムにはいくつか種類がありますが、最も正確性の高いものはゲート式のものです。ゲートを通らず侵入やいたずらなどのレアケースを除けば100%の正確性が期待できます。しかしながら設置コストが高いのとバーを押したり、通行領域が限定されるなど通過する人に負担を強いるため実際には特定の施設等でしか運用できません。現実的にはどこにでも自由に設置出来て精度が高いといわれているシステムが今回ご案内しているカメラを使用したカウンターシステムです。その次に赤外線を利用したシステムが続き、最後に自動ドアのパッシブセンサーと連動したカウンターシステムとなります。赤外線の場合は並行して同時に入った人の計測が出来ない点、パッシブセンサーは短時間の連続通過の計測が出来ないなどの欠点がありますが、カメラを使ったカウンターシステムにはそのようなはっきりとした短所がありません。そのため、現行のシステムで精度を重視する場合に推奨するのはカメラを使ったカウンターシステムとなります。

カウンター精度をさらにアップしたAXIS 3D People Counter


True View People Counterの上位機種であるAXIS 3D People Counterは、カウンター精度をさらに高めたい場合の選択肢となります。多くの通行者、強い光、不安定な照度、早い人の流れなどに強くより正確に人数のカウントを行うことが可能になります。
専用の2つのセンサーレンズカメラを使用し、3次元で人の通行の映像解析を行うのが特徴です。
より正確なカウントが要求されるような状況においては、AXIS 3D People Counterがおすすめです。