監視カメラの映像をSDカードやレコーダーで録画するのは一般的でほとんどのシステムはそのどちらかです。
当たり前のように行われている録画方法ですが、リスクを理解した上で運用する必要があります。

まず、SDカードでの録画ですが、通常この形態を選択するのは、スタンドアローンのカメラで運用する場合です。コストの問題等でレコーダーと接続しない場合の録画方法としてはカメラ内蔵のSDカードに記録するのが普通です。この場合の注意点として、カメラや録画の状態が遠隔からは全く分からないということです。録画されているはずと思っていてもいざ何かあった時に確認してみるとカメラの故障やSDカードの不良等で全く録画されていなかったということも有り得ます。
そのため出来るだけこまめな定期点検が必要です。特にSDカードは常に繰り返し書き込みと消去を行っている状態のため時の経過とともに故障の確率が高くなります。1~2年ごとの予防交換が推奨されます。

レコーダーの場合はSDカード録画よりも比較的よい条件での運用が可能です。通常レコーダーにはディスプレイを接続してライブ映像を流すことが多いですが、このようなシステムであればカメラの死活管理は比較的簡単でしょう。場合によってはネットワークに接続して遠隔からの確認なども可能です。録画媒体のHDDの状態も異常があれば、レコーダーが警告を出す機能が通常ついています。またHDDを複数搭載できるレコーダーではRAIDによる冗長化も可能なのでこれらを利用すれば比較的安定した稼働が可能となります。SDカードと同様にHDDは消耗品となるので3~5年程度で故障してもおかしくないという姿勢で対応する必要があります。故障したらすぐに交換できるよう予備を用意しておくのも重要です。特にRAIDで構築した場合には、交換するHDDは何でもよい訳ではありません。通常は元のディスクと同容量、同仕様の新HDDに交換しないと正常に再構築ができません。

また、共通して存在するリスクとしてデータの破壊や盗難があります。カメラのSDカードは工具があれば簡単に取り出せるものがほとんどです。レコーダーの場合でも内容HDDは比較的簡単に取り外せます。これらを完全に防ぐのは無理なので出来るだけそのようなことが起こりにくいようにするしかないでしょう。SDカード録画カメラであればそのまま設置ではなくボックスなどに収納して出来るだけ高所に取り付けるなど取り出しにくくする対策です。
レコーダーであれば管理者以外は入ることが出来ないような場所に設置するなどです。

通常は録画データは確認することもない状態で運用するケースがほとんどだと思いますが、いざ何かあったときのための録画なのでこれらのリスクをよく理解して対策をするのが重要です。