ライブ配信の仕組み

ライブ配信カメラ【ストリーミング写楽庫】では簡単にインターネットライブ配信を行うことができますが、ライブ配信の仕組みは割と複雑です。それを限界まで簡略化した製品が【ストリーミング写楽庫】です。一般的にはどのような機材とシステムでライブ配信が行われているのか簡単にまとめてみました。

まず、ライブ配信を行うために用意するものとして、配信用カメラ、エンコーダー/映像送出機、配信用サーバーが必要となります。

■配信用カメラ
カメラは特にこれでなければならないというものはなくて、HDMI出力が出来るカメラであれば何でも構いません。解像度や映像品質などを検討して選択しますが、一般的には防水カメラは少ないので屋外でのライブ配信の場合は、カメラを収納する防水ケースなども必要となるかもしれません。

■エンコーダー/送出機
エンコーダーというのは、カメラからHDMI経由で取り込んだ映像を配信用映像データに変換する機器です。変換したデータは配信サーバーに送出しなければなりませんが、通常このエンコード機能と送出機能は1つの機器でカバーします。パソコンにライブ配信用のソフトウェアをインストールしてこれらの機能を持たせる場合とLiveShellという機器のようにエンコード/送出機能に特化した専用機を使用する場合があります。パソコンの場合にはHDMI入力ポートがついている機種は稀ですので別途用意する必要があるでしょう。LiveShellを使う場合には、この製品はライブ配信専用機として設計されてますのでHDMI入力ももちろん可能ですし、予め設定を入れこんでおけば現地で電源を入れるだけでライブ配信を開始することも出来るため、とても便利で多くの方が利用しています。

■配信サーバー
配信サーバーは自分で構築も出来ますが、かなり手間とコストがかかります。基本的にはサーバー機にWOWZAなどのストリーミング配信用ソフトをインストールして設定を行うことで配信サーバーを構築できますが、同時接続数が多くなる場合などはサーバースペック、ネットワーク帯域、配信ソフトの設定などをよく検討しなければなりません。
このあたりは、配信専門の業者が専門のネットワークエンジニアを使ってビジネスとして行っている領域でもありますので、あまり知識のない方が簡単に手掛けるのは難しいかもしれません。
そこでよく使用されているのは、有料サービスとして用意されている配信サーバーや無料の配信サーバーです。
無料のライブ配信サーバーとして有名なのはYoutubeです。無料であるのはよいのですが、Youtubeで配信しているのが明白であったり、CMが表示されたり、セキュリティの面での心配などから有料の配信サーバーを選択する方もいます。
いずれにしてもこれら既存の構築済配信サーバーを利用するのが一般的で、自分で構築して行うのはかなりレアケースでしょう。
サーバーで配信する場合には、そのサーバーのアドレスと配信ストリームIDの情報を送出機に設定して配信用映像をそのサーバーへ送出します。そのデータを受け取ったサーバーは配信を行うという流れになります。youtubeではwebページへの埋込コードの発行も出来るのでそのコードを自分のwebページ内に貼りつけることで、自分のページ内でライブ配信が行われているように見せることもできます。

以上が一般的なライブ配信に必要な機材、システムですが、具体的なエンコード設定や送出設定、配信サーバーの手配など細かい部分での知識は実際に自分でやってみないとなかなか身に付かないかもしれません。
そんな場合には、【ストリーミング写楽庫】を使用するのもおすすめです。
【ストリーミング写楽庫】はエンコーダー/送出機能もカメラ内に入れこんであり、Youtubeでの配信設定も完了した状態で出荷されるので、ケーブルを差すだけで所定のyoutubeアカウントでライブ配信を開始することができます。

【ストリーミング写楽庫】
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