[第一回] クラウドとネットワーク

クラウドと一口にいってもかなり幅広い概念のため、ここではクラウド上の仮想サーバーとの連携で運用するシステムについて基本的な知識と共にそれらを活用した当社の製品・サービス情報をご紹介していきます。
クラウドサーバーという言葉をよく耳にする機会があると思いますが、これは具体的にはどのようなものなのでしょうか。
何か特別な難しいもののように漠然としたイメージをお持ちの方もいるでしょう。

確かにクラウドサーバーの仕組みを一から構築していくとなるととても幅広い知識が必要になる面はあります。
クラウドサーバーは具体的には、データセンター内の多数のサーバーで構成される大きな仮想領域上に仮想サーバーを構築するというイメージですが、
LAN内の実機に構築するサーバーとはどんな違いがあるのでしょうか。
根本的なサーバー内での操作については同じOS、アプリケーションが入っていれば違いはありません。
違いはそのサーバーが実機なのか仮想なのか、どこにあるかということとセキュリティも含めた信頼性の部分です。

そのためクラウドサーバーだから何か特別なものということではなく、遠隔地で仮想プラットフォーム上で稼働しているサーバーというだけです。

クラウドサーバーは一から構築しなければ使えないものではなく、すでにある程度のプラットフォームが用意されていてその中に簡単に構築するというのが近年では一般的です。
クラウドサーバーを稼働させて、ログインすれば従来のサーバーと使い勝手は同一です。
そのように簡単に仮想サーバーを構築するためのプラットフォームを提供しているサービスがMicrosoft AzureやAWSです。
プラットフォーム自体を構築するのは高度な技術が必要ですが、すでにあるプラットフォームを利用して仮想サーバーやそれに関連するシステムを構築するのは比較的容易です。

そのため、現在クラウドサービスを提供している会社のほとんどは、そのようなプラットフォームを活用してサービスを提供しています。

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